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第219回7月度例会 活動風景 2004.7.3 |
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暑いですね!梅雨の真っ只中のはずが雨が降りません.梅雨は何処へ行ってしまったのでしょうか?異常気象というでしょうか?6月には,台風4号と6号が上陸し多くの被害をもたらしました.その後はこの好天続きです.このままでは数年前のように水不足が心配されます.どうなってしまうのでしょうか?
聞くところによりますと,インド洋の海水温が上がらずに低いままだと,日本の夏は熱波となるそうです.特に今年は,1976年以来,28年ぶりの熱波の可能性があるとの事です.35℃を超える日が続きそうです.ビアガーデンも営業を始め,すでにビールの消費量は昨年を大きく上まわっているようです.来月の研究会のビアパーティが楽しみですね.
さあ,それでは熱波なんかに負けずに頑張りましょう.研究会のスタートです.
今回の参加者は 71名です
プログラム1 前回第2症例レポートの説明
レポーターの井上(香)会員は,幹事になって初めてのレポート担当でした.
レポートは,多彩で難しい症例について順序よく解りやすくまとめられており良いレポートだと思います.何よりも説明が解りやすく,実に堂々としていたのには驚かされました.症例の司会を担当しても,見事にこなしてくれるでしょう.
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プログラム2 症例検討第1症例
吉本幹事が司会を担当しました.井上(香)幹事が指名されました.
胃角部がU字変形,開大している.後壁の写真より,胃角部小彎部に顆粒様陰影がある.
胃角部前壁小彎寄りにバリウムの溜まり,その外側に淡くバリウムの溜まった部分がある.
前後壁に跨る大きな陥凹性病変である.
大きさ4×2cmの楕円形,前壁側はギザギザと飛び出しのある辺縁不整,fold集中はなく,周りに明らかな隆起もない.後壁は粘膜パターンの違う所で線が引ける.中に顆粒が集簇している.硬さは,空気の量で病変が変化しているので硬くはない.深い部分をIII,周りの浅い部分をIIcと読み,IIc+III 深達度はMと考える.
司会:胃角の変形は?
井上:前後壁を跨いでこれだけの変形があるのは,もっと深達度が深いか,潰瘍瘢痕によるものかだが,進行癌ならばもっと硬く,圧迫でも抜けが出てくるのでは.SMか?
板谷:大きさは,前後壁合わせて4×4cm以上ではないか,小彎を跨いでいるので変形があるのでは?後壁の粘膜がもこもこしているので,その部分でSMか.前壁は蚕食像がはっきりと出ている.
森永:柔らかい病変で,U字変形ならMでも良い,前壁の深い部分でSMかもしれない.
大きさは6×4cm,表層拡大型のIIcで後壁はIIb様のIIcかも?
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詳しい内容は,症例レポートを,X線写真,内視鏡等は<限定ページ> をご覧下さい.
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プログラム3 レクチャー 「初級講座(胃疾患の読影手順)」
本田会長が担当しました.
初級講座(何事も基礎から) 脱初級を目指そう.
胃疾患の読影手順(読影のABC)について解説が始まりました.
続いて,読影用紙の使い方を説明しました.バリウム検査は凹凸の診断学である.
keyフィルムを探す重要性を説きました,また症例写真を提示し,隆起か陥凹かを会場の会員を指名し,ディスカッションしていきました.
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詳しい内容は,レクチャーレポート,会員限定ページの <こちら> からご覧下さい.
プログラム4 第2症例検討
丹羽幹事が司会を担当しました.三苫,蓮尾両会員が指名されました.
三苫:病変は胃角から前庭部にかけての前壁に存在する隆起+陥凹性病変.
形は楕円形,大きさ4×3cm,陥凹の形は不整形.集中するfold は太まり,隆起している.
蓮尾:部位は同じ,病変は陥凹のみ.大きさ4×3.5cm の類円形.
空気少量で淡くバリウムの溜まっている浅い陥凹であり,fold が陥凹の中に入ってきている.
大きな顆粒が一つある.fold の先端に太まり,中断が見られる.
井上(啓):fold に悪性所見が出ている.太まりの間の谷の部分が細まっている.範囲は蓮尾と同じ.顆粒はいくつか見られる.
蓮尾:fold 集中があり,太まり,中断が見られる.内面の粗大顆粒は一つとしたが,いくつかあると訂正.
硬さについては,空気量を変えると病変が伸びているので硬くはないが,内面の盛り上がりがあるので,IIc
深達度SM.陥凹の中までfold が入っているので分化型とします.
三苫:同じく硬さはない.fold の中断,陥凹内に顆粒があり,下にもぐっているものと考え,IIa+IIcで未分化型,
深達度はSMとします.
田中(幸):空気多量にするとfold が目立たなくなるが,顆粒が大きく空気多量でも変化なく大きい.
陥凹の中は硬いのではないか.下からの盛り上がりからSMmassive. foldの性状より未分化型.
三宅(秀):顆粒状の隆起はIIaでは?
井上(啓):IIaではなく陥凹の中のものであり,正常粘膜と同じか低い,
空気多量と圧迫の写真で抜けが少ないことから未分化型でSM.
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詳しい内容は,症例レポートを,X線写真,内視鏡,マクロ等は<限定ページ> をご覧下さい.
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(福本 弘幸)
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