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第222回10月度例会 活動風景 2004.10.2 |
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秋真っ盛りですね!と言いたいところですが,9月末に台風21号が,さらに10月9日には22号が相次いで上陸し,大きな被害をもたらしました.いい加減にしろと言っても自然相手では無駄ですね.
10月9,10日の両日にわたって,当研究会の一泊研修会が行われました.当日は台風22号の接近で北海道,青森,千葉から参加される方々の到着が心配されましたが,全員無事に到着され研修会も大成功に終わり,幹事一同ほっとしているところです.参加された皆様方ご苦労様でした.今回の研修会で学んだ事が少しでも参加された方々の職場において活かされればと願っております.
秋といえば,今回の研修会のように勉学の秋ですか?やはり食欲ですか?昨年は冷夏でお米も不作でしたが,今年は多くの台風にもかかわらず豊作のようです.店頭には新米も並べられています.我が家でも早速食べてみました.美味しいですね!マツタケ,さんま,美味しい物が沢山ありますね.食べ過ぎて,天高く○○肥ゆる秋とならないようにしましょう.誰とは言いませんが,幹事の○○さん.
それでは食欲の秋より,勉学の秋です.研究会頑張りましょう.スタートです.
今回の参加者は 55名です.
プログラム1 前回第2症例レポートの説明
レポーターの蓮尾幹事は,何度目のレポート担当なのでしょうか?この数年毎年書いていますね.さすがに慣れたもので,そつなく書かれております.今回は説明に関してはパソコンを駆使してほぼ完璧に出来ていたと思います.あえて言わせていただければ,シェーマをもう少し頑張っていただきたかったと思います.最優秀レポート賞を目指すためにも期待しています.
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プログラム2 第1症例検討
福本幹事が司会を担当しました.古田会員が読影に指名されました.
古田:病変は噴門直下,噴門下部後壁小彎寄りに存在する隆起性病変である.肛側より集中様所見あり,陥凹があるかも知れない.大きさ3×3cm の類円形,隆起の立ち上がりは,口側で山田III 型,肛側で山田II型である.
福本:集中は本当にあるのか?
古田:集中様に見えたが,集中は無いように思う.病型はIIa集族型,深達度は側面像での変形も無いことからM.
会場からは,IIa SM, IIa+IIc SM の意見も出た.
撮影者の吉本より側面像を良く見てほしいとの意見が,示された写真には弧状変形の像が,とすれば進行癌の可能性も?
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詳しい結果は<限定ページ> をご覧下さい.
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プログラム3 レクチャー 初級講座 「胃潰瘍・びらん」その2
Category 分類1〜5にについて述べられました.
続いて,潰瘍の深さを描出撮影法について,
・充盈法
・圧迫法
・二重造影法
に分けて詳しく説明された.
次に,胃の変形について,写真を示しながら説明しました.
変形があれば前後壁を撮り分ける必要があると力説しました.
胃潰瘍の一生,胃潰瘍瘢痕の分類,悪性サイクルについてそれぞれ説明されました.
詳しい内容は,限定ページレクチャーをご覧ください.
詳しくは限定ページ,レクチャーを御覧下さい.<限定ページ>
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プログラム4 第2症例検討
高井幹事が司会を担当しました.中川,蓮尾両会員が指名されました.
立位,腹臥位充盈像のチェック
中川:立位はバランスは良い.胃角部が角ばっていて直線化wo2番で,前庭部大彎部分
辺縁がギザギザしているので2番,胃角大彎の彎入所見を2番でそれぞれチェ
ック.腹臥位は同じく胃角部を2番で,胃角大彎部を立位と同様に2番でチェック.
蓮尾:立位では体下部より胃角部にかけて小彎線の直線化を1番で,前庭部大彎が内に
寄っており,二重造影像では集中様に見え,胃角部大彎の切れ込みを病変の影響によるものと思い3´番でチェック.
腹臥位でも胃角部大彎を3´番で,立位と同じく体下部から胃角部小彎線を1番でチェック.
全フィルムのチェック
中川:胃角部,前庭部に病変はない.胃角部大彎にfold 集中を伴う陥凹性病変がある.
小さい陥凹の周りに結節様の隆起がありさらにその周りに陥凹がある.大きさ
4×2.5cm位.小さい陥凹は不整形で浅い.内面に顆粒が3個位あり,小さい陥凹の棘状の飛び出しがあり病型はIIc.深達度はM.まわりの広い範囲は良く解かりません.
蓮尾:病変は同じだが隆起部分は結節様ではない.深い陥凹は星亡状の形で,ヒゲ状の
飛び出しがあり,分化型のIIc.大きさはfold の変化のある狭い範囲,深達度
は空気多量の写真でも変形があるのでSM.
井上(啓):小さい集中する陥凹の他に,ビラン様の所見が多数見られる.粘膜面の変
化は広い範囲に出ている.癌としてのエッジではない.広い範囲に浅いビラン
があるのは癌では見たことがない.Maltoma だと思われる.
三宅:小さい陥凹はヒゲ状の飛び出しがあり癌以外考えられない.IIc,SMである.
撮影者の吉本より,井上の指摘したビランは10日前にステップバイオプシーを行った痕かもしれないとのコメントがあった.
詳しい内容は症例レポートを,X線写真,マクロ等は限定ページを御覧下さい.<限定ページ>
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(福本 弘幸)
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