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第223回11月度例会 活動風景 2004.11.6 |
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今年最後の台風となるのでしょうか.23号が日本列島を襲いました.さらに新潟地方には震度7の地震が起き,多くの被害をもたらしました.新潟地方は,まもなく雪が降り,避難されている人々には大変過酷な状況となります.仮設住宅を含む復興事業の出来る限り早期の完成を祈りたいと思います.
本来ならば今は紅葉の季節,旅行のシーズンですね.皆様方は行かれましたか?台風23号で被害の大きかった,豊岡,城崎はズワイ蟹漁も解禁され,今が一番良い観光季節のようですが旅行者はかなり減少しているようです.復興支援に行きたくても仕事等の都合で行けなかった近畿地方の会員の皆様,是非行かれてはどうでしょうか.
私達も旅行に行くことにしましょうか?その前にしっかりと研究会頑張りましょう.
それではスタートです.今回の参加者は 63名です.
プログラム1 前回第2症例レポートの説明
レポーターの三宅(祐)会員の職場の上司には,2年連続最優秀レポート賞を獲得したシェーマの鬼と呼ばれる米谷幹事がいます.さすがその指導のなせる成果でしょうか.
今回のシェーマは見事ですね.もちろん内容も良く書かれています.上司を超える日も近いのでは?鬼より上はなんでしょうか?閻魔様ですかね.恐ろしそうな職場ですね.
最優秀レポート賞を目指してさらなる飛躍を期待します.
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プログラム2 第1症例検討
西戸幹事が司会を担当しました.川崎会員が指名されました.
立位,腹臥位充盈像のチェック.
川崎:胃外性病変はない.バランスは良い.チェックする個所はありません.
安藤:立位充盈像二重造影部,体上部後壁中央部にバリウムの付着異常,area の違いが見られる.
古田:噴門部の形が変か?
三宅(祐):噴門下部が?
高井:安藤と同じ部分,fold 集中.
全フィルム
川崎:病変は噴門下部の後壁大彎寄りに存在する.形は楕円形,大きさ20mm 位で,辺縁は内に凸の不整,内面には大小不揃いの顆粒がある.fold の先端に融合所見あり.病形はIIc,融合があるのでMPとしたいが,硬さが感じられないのでSMとします.
古田:IIc,SM,硬さがない.
安藤:IIc,深達度は,はっきりした側面像がないので解りにくいが,上部にあり直線化している部分があるのでMPである.胃底腺領域にあるのでスキルスの可能性もある.
井上(啓):進行癌,陥凹だけに癌がある病変ではfold がこれだけ拡がらない,癌が下に潜っている.側面像に近い像でも変化がかなりある.上部の病変は深く読む.
本田:斜面になっていてバリウムの溜まりにくい部分であるが陥凹は深い.しかし,進行癌ほどではない,fold 集中が在るので側面変形はあてにはならない.
詳しい結果は<限定ページ> をご覧下さい.
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プログラム3 レクチャー 初級講座 「初級講座(胃隆起性病変)」
本田会長によるレクチャーです.
隆起性病変…胃内腔に突出したあらゆる病変を一括した臨床診断名であって,その組織所見とか良性,悪性などの判定以前の概念.
上皮,非上皮に分ける.
GISTについて説明.
山田,福富の分類T〜WのX線所見について,実際の写真を提示しながら説明された.
詳しくは限定ページ,レクチャーを御覧下さい.<限定ページ>
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プログラム4 第2症例検討
丹羽幹事が司会を担当しました.古田,高井両会員が指名されました.
充盈像のチェック
古田:立位,胃外病変なし.食道ヘルニアがある.体下部小彎に辺縁の変化があり,3番で,二重造影部はチェックなし.腹臥位,立位と同部位を3番でチェック.蠕動の可能性もあるが.
高井:立位.同じく小彎変化部をチェック.その二重造影部分の粘膜異常を1番でチェック.2つは同病変とします.腹臥位,蠕動が強いのでチェックはしません.
田中(幸):小彎のチェック部分であるが,腹臥位で濃度差がある.隆起性病変を疑い1番でチェック.
全フィルム
古田:病変は体下部にあり前後壁に跨る.襞集中あり.バリウムが溜まっているので陥凹性病変.形は不整形,大きさ10×5mm 位,圧迫では浅いが,ある程度の深さはある.内面は平滑,周りに粘膜の違う部分があり広い範囲が追える.
内に凸の陥凹でfold 集中があり一部に太まりがある.
高井:病変は2か所.胃角部に変形があり瘢痕か?胃体下部後壁小彎寄りに前後壁に跨って陥凹があり,その外に顆粒が見られる.
陥凹の外側にも範囲がある5×3cmの浅く,不整形で陥凹の大彎側に蚕食像がある.周りには顆粒様の変化が散在する.肛側の範囲は前壁及び胃角までか?
田中(幸):陥凹の周りに浅い陥凹があり,範囲が追える.肛側は胃角まで.小彎を超え一部前壁へ.
古田:悪性病変でIIc.側面変形があり,下からの盛り上がりもあり,SMmassive 陥凹の辺縁が明瞭なので未分化.
高井:内に凸の不整形,蚕食像よりIIc,圧迫で陥凹も変化するので深達度はMで未分化.
井上(啓):高井と大体同じ.圧迫像で下からのヌケがなく硬さがない.田中の範囲まではないのでは?肛側のIIcの範囲が追えない.
詳しい内容は症例レポートを,X線写真,マクロ等は限定ページを御覧下さい.<限定ページ>
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(福本 弘幸)
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