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第226回2月度例会 活動風景  2005.2.5

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 節分も過ぎ,この冬一番と言われる寒気団も去りました.暦の上ではもう春なのですが,まだまだ寒い日が続きます,皆様方はいかがお過ごしでしょうか.インフルエンザ,風邪は大丈夫ですか?そろそろインフルエンザ流行の兆しありと新聞等には出ています.この活動風景が届くころには蔓延しているかもしれませんね.

 今月の例会は,浜田勉先生の特別講演があり,終了後には本会の創立20周年記念祝賀会が開催されます.20年といわれても,ただ凄いことだとしか思いませんが,人間でいえば二十歳,成人式ですね.これからは一人前,大人の仲間入り?でしょうか.多くの会員の皆様やメーカーの方々に支えられ,ここまでこれたのです.今年からは幹事一同,大人の自覚を持って会を運営して行かなければと思っております.これからも皆様方の御支援,御協力をお願い致します.

それではスタートです.

今回の参加者は 81名です.


プログラム1 前回第2症例レポートの説明

  多くの意見が会場から出され,レポートをまとめあげるのも大変だなと感じた症例でした.
レポーターの濱ア会員は非常に良くまとめており,感心させられました.説明についても,マクロとX線写真を対比させ,襞に番号をつけることによって良く理解できたと思います.
次回も期待しております,ご苦労様でした.

プログラム2 第1症例検討

 井上(清)幹事が司会を担当しました.四日市より来られた,村田会員が指名されました.

村田:立位充盈像のバランスは良い.幽門前部大彎部に niche 様飛び出しがある.噴門下部の大彎部に辺縁不整がある.
 二重造影では集中様.腹臥位充盈像では立位と同様,幽門前部大彎部,噴門下部大彎の辺縁不整をチェック.
 両部位共に陥凹性病変を疑う.

小川:噴門下部小彎寄り,集中様像をチェック.

 全フィルム供覧

村田:チェックした場所には病変はない.病変は,胃体下部〜胃角部にかけての後壁小彎寄りに存在する陥凹性病変であり,
大きさ2〜2.5cm位,形は円形,境界が不明瞭で少しギザギザしている.area が放射状に病変に向かっている.
陥凹は浅く,陥凹底は大小不同の顆粒がある.硬さについては,圧迫の強弱をつけた写真でも病変が飛んでいる.
浅い陥凹で柔らかく,辺縁も追いづらいことから,IIc,M,分化型では?

田中(幸):病変の範囲はもう少し大きいのではないか.

高橋:範囲は田中と同じで深達度が違う.陥凹が二段になっている.強い圧迫でも深い部分のエッジが残っている.抜け像もあるのでSM,一部MPでは.

詳しい結果は<限定ページ> をご覧下さい.

プログラム3 特別講演 「白壁先生が私に求めたX線写真」

 浜田 勉先生の特別講演です.
白壁先生の人柄,誰もが知っていることですが,功績について述べられました.

 空気充盈像・・・後の二重造影像

 50年前に撮影された糜爛を写した写真,最初の早期癌の写真を提示された.

次に,浜田先生が初めて早期癌研究会に出した症例写真を,白壁先生に目茶苦茶に叱られたこと,数年後に出した写真で初めて誉められたことなどをお話しされました.
続いて,会場の会員を指名して症例の読影が始まりました.

 最後に,

   《何がどう写っているのか,症例を一例一例丁寧に積み上げていくこと.
    これが白壁流だ》

 浜田先生,貴重なお話しを,時には面白く聞かせて頂き有難う御座いました.


(福本 弘幸)

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