![]() |
[9月例会] を表示 |
第234回10月度例会 活動風景 2005.10.1 |
[11月例会] を表示 |
![]() |
世界中に大きな被害をもたらした台風,ハリケーン,サイクロンのニュースがようやく聞かれなくなりました.ところが今度はパキスタンでの大地震です.犠牲者は数万人と言われています.日本人の方も犠牲になられました.悲しいですね.自然災害といってしまえばそれまでですが,人間が自然を破壊し,核実験で地球を痛めたシッペ返しでしょうか?地球からの人類への警告なのでしょうか?
日曜日,近所を散歩すると小学校では運動会が行われていました.皆一生懸命走っていました.可愛いですね.新聞にも出ていましたが,運動会を開催する会社が増えているとの事です.親睦を深めるためだとか,皆様方の職場はどうですか?私ですか,多分20m走れば倒れてしまいますね,確実に.
さあそれでは,小学生に負けず研究会も頑張りましょう,スタートです.
今回の参加者は 54 名です
プログラム1 前回第2症例レポートの説明
今回のレポーターは,なんと井上(啓)会員です,講演があったために二週間で仕上げられたそうですが,内容は考察も含め完璧です.シェーマについては,凄いの一言です.説明も順序立てて行われ,先月参加していない人にも良く分かったのではないでしょうか.最後に会場より,「説明ではなくレクチャーを聞いているようだった」との声が上がっていました.井上先生ありがとうございました.
![]()
![]()
プログラム2 第1症例検討
西戸幹事が司会を担当しました.
三宅(祐)会員が指名されました.
一部を除いた症例写真が提示されました.
三宅:体下部小彎部にniche 様所見,穹窿部にSMTを疑う.前壁二重造影で体中部に集中像,後壁二重造影で体中部中央部に粘膜異常,体下部と体中部の二ヶ所に集中像が見られる.
井上(啓):胃角大彎部に隆起様所見がある.
全フィルム供覧
司会者西戸より,多彩な病変があるが撮影順序はどうするかとの質問あり.
三宅は,ルーチンを撮影してから,前壁→後壁→穹窿部と順に撮影すると答えた.
前壁より撮影するのはバリウムが流れにくいためであるとした.
病変の読影は,体中部小彎にSMT,体中部後壁にある集中像は範囲が良く解からないが集中が一点に集中しているので潰瘍瘢痕か.
体中部前壁大彎よりの集中像は,fold 先端に段がついているように見える.読みすぎかもしれない.先端にニジミはなくわずかにバリウムの溜りがある.陥凹と思われる.大きさ1cm弱,IIcを疑う.
朝日:IIcと思う.
田中(良):潰瘍瘢痕と思う.
![]()
![]()
詳しい結果は<限定ページ> をご覧下さい.
プログラム3 レクチャー「後壁の描出法(後壁の上から下まで)」
井上(清)幹事が担当しました.
前月は吉本幹事による前壁描出法.今回は後壁です.
最初に大腸の写真を提示し,胃よりも管腔の狭い大腸においても,前後壁の撮り分けが必要であると解説しました.
透視の見える限界について述べ,実際の症例写真を提示し,粘液の多い場合の撮影法,続いて部位別の撮影法について詳しく説明した.
![]()
![]()
詳しくは限定ページ,レクチャーを御覧下さい.<限定ページ>
プログラム4 第2症例検討
久保幹事が司会を担当しました.
田中(良),米谷両会員が指名されました.
立位充盈像チェック
田中:体中部から胃角部にかけての小彎線の不整,何かあるのか3番でチェック.
米谷:胃外性病変はなし,バランスも悪くない.体中部から胃角にかけての小彎線まっすぐではない2番で,前庭部大彎部,線が交差している.病変を疑い3番でチェック.穹窿部は空気が少なく,ゲップしたためと思われる.
井上(啓):私は穹窿部はチェックすべきだと思う.入口部を含めチェックする.このガタツキは空気が少なくともおかしい.隆起性病変を疑う.
全フィルム
田中:チェックした所は何もない.前庭部後壁中央から大彎寄りに陥凹性病変がある.大きさ3×2.5cm ,陥凹は浅く,大きな顆粒が一つある.辺縁に不整はなく,境界は明瞭,集中もない.硬さは,圧迫で形が変化している柔らかいと思う.良性潰瘍と思います.
米谷:一ヶ所は,前庭部の病変で田中と同じ.もう一ヶ所は,体中部にビランがポツポツと存在してしている.
前庭部病変の大きさは田中と同じ,内面に大きめな隆起が一つ,無構造というより平滑,辺縁は大彎側はきれいだが,口側はギザギザしていて不整.周りには隆起やfold 集中はない.陥凹は浅く強弱の圧迫で形が変わるので柔らかいと思う.辺縁の不整より悪性を疑う.
井上(啓):小彎線を先程チェックしていたのに,圧迫で出ているこの病変を見逃してはいけない.陥凹性病変がある.前庭部の病変は,辺縁は不整であり周堤が見られる.圧迫で陥凹低に隆起が見られるのは良性ではない.強く押してもバリウムが残っているIIcの深さでは考えられない3型進行癌である.
井上(清):陥凹自体はulIIはあると思う.周堤については無いと思う.一見内に凸の陥凹だが進行癌ほどの硬さも無く,良性潰瘍と思われる.
田中(幸):圧迫で陥凹に,深さの違う部分がある.周堤も見られ,側面像でも一部欠損像も見られる.一部MPに進行しているのでは.
柏木:前庭部の病変と体中部の病変のつながりは?私は前庭部の進行癌が体中部まで拡がっていると思うが.
![]()
![]()
![]()
![]()
詳しい結果は<限定ページ> をご覧下さい.
(福本 弘幸)
![]()
[9月例会]
を表示第234回10月度例会 活動風景 2005.10.1
[11月例会]
を表示