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第237回1月度例会 活動風景  2006.1.7

[2月例会]
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 新年おめでとうございます,とは言ってもすでに1月も末ですね.会員の皆様は如何お過ごしでしたでしょうか.今年の目標はたてられましたか?私は胃の間接撮影をもう一度原点に戻って勉強しようと思っています.難しいとは思いますが頑張ってみます.
 年が変わっても相変わらず寒いですね,雪による被害も多く報告されています,皆様方の地域は如何ですか?暖冬の予想でしたがこんなに寒い日々が続くとは想像できませんでしたね.この寒さを逃れるため,10日からシンガポール,タイに旅行に行ってきました,シンガポールはガーデンアイランドと呼ばれるように,緑の多い綺麗な街並みが印象的でした,一番有名なマーライオンについては,地元のガイド曰く,世界三大がっかり観光地の二番目だそうです,そう言われてみれば納得ですかね,ちなみにNo,1は北海道の時計台だそうです.北海道の皆様ごめんなさい,現地のガイドが言った事ですのでお許し下さい.タイについては,また来月にでも書かせていただきます.
 それでは今年最初の研究会のスタートです.

今回の参加者は 52 名です.


プログラム1 前回第2症例レポートの説明

 例年のことですが12月のレポート担当は,忘年会の誘惑,年末,年始と続き大変だと思います.まして,今回担当の柳井会員は初めてのレポーターです,ところが出来上がったレポートは,とても初めてとは思えない程良く書かれております,考察もですが,シェーマについては,隆起が実際に隆起しているように見えるほど見事に描かれています,正月もゆっくりと出来なかったのではないでしょうか?お疲れ様でした.次回の担当時のレポートが今から楽しみです.


プログラム2 第1症例検討

 井上(清)副会長が司会を担当しました.
 検診施設での3年連続撮影された症例写真が提示されました.
 読影には藤本会員が指名されました.
 立位充盈像にて噴門下部小彎寄りに病変を指摘,右側臥位像にて後壁に存在する隆起性病変であるとした,隆起の根拠としてはバリウムが溜まらずにはじいている感じであり,大きさは,2×2cm位と読影した.
 続いて,次年度(4年目)の写真が提示された.
 前年同様に指摘できる,噴門下部後壁小彎寄りに存在する隆起性病変,立ち上がりは山田II型,大きさ2.5×2cm,側面像にても高さはない,辺縁は不整,表面は細かな顆粒状だが,少し高くなった部分の一部が無構造に近い感じである,硬さは側面像で変形が無いので柔らかい,IIa,深達度はMだと思う.
 田中(幸)腺腫との違いは?・・・顆粒の大きさに大小がある,辺縁がイレギュラーでありIIaと読影できる.


詳しい結果は<限定ページ> をご覧下さい.

プログラム3 レクチャー「DR装置の特性」

 1)DRの基本について
     (株) 日立メディコ         大森 幹之 先生
 2)I,I DRとFPDシステムについて
     東芝メディカルシステムズ(株)    保坂 健一 先生
 3)DRの特性を活かした撮影をするために
     (株) 島津製作所          塩見  剛 先生

 3メーカーそれぞれの先生にDRについて,解かりやすく解説していただきました,
 これからの装置は,DR,FPDが主流となりますが,今回のレクチャーは大いに参考になったと思います.


詳しくは限定ページ,レクチャーを御覧下さい.<限定ページ>

プログラム4 第2症例検討
 田中(幸)幹事が司会を担当しました.
 藤田会員,岩瀬副会長が指名されました.
 ルーチン撮影の写真が提示されました.
 藤田:下部食道に隆起を疑う,前庭部にも隆起を疑う所見あり,胃角部の粘膜付着異常とラインのガタツキをチェックする.
 岩瀬:食道は同様にチェックするが,他はノーチェック,食道の腹臥位強度第1斜位での二重造影像がほしい.
 追加された食道写真が提示され,司会者が食道癌について解剖も含めて詳しく解説を行った.
 岩瀬:部位はLt前壁の右壁寄りに存在する隆起性病変,中に2ヶ所くらいポツポツとしたバリウム班があるが,隆起間の溜りと考える,病変の下部に圧排所見があるが,肝あるいは心臓の圧迫と考える,IIa 深達度M2〜M3.
 藤田:同様に山田II型の立ち上がりの隆起性病変であり,辺縁はスムーズで,小顆粒の間に溜まったバリウムであり陥凹はない,隆起の高さはそれ程ではないが,側面像の変形より,IIa SM1〜SM2 と考える.
 三宅(秀):病変の下部が膨らまない,病変は圧排所見のある部分まで拡がっているのではないか,進行癌だと思う.
 森永:バリウムがかなりの量流れた状態でも,はっきりしたハジキがある3mm以上の高さがあるのでは,大きさは1cm位,常にバリウム班があるので陥凹はあると考える,隆起は外に凸の類円形,IIa というよりはI ,側面像で病変部の進展が悪い,I +IIa SM2 .


詳しい内容は症例レポートを,X線写真,マクロ等は限定ページを御覧下さい.<限定ページ>

(福本 弘幸)

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