[1月例会]
を表示

第238回2月度例会 活動風景  2006.2.7

[3月例会]
を表示

 暦の上ではもう春なのですが相変わらず寒い日々が続きます.こういう時期は温泉に入り,鍋でも食べるのが一番ですかね,しかし,乳頭温泉郷のように露天風呂まで雪崩が襲うのでは安心できません,やはり,暖かい所がいいですね,沖縄では桜も散ったころでしょうか.えっ! もっと暖かい所がいい,それでは先月の旅行記の続き,タイについてお話しましょうか.タイでは1月でも,最高気温が30度を超えるようです,私が行った時は,25度前後と半袖でちょうど良い温度でした.やはり日頃の行いが良いのでしょうか?
 空港に着いて,ホテルに向かうバスから見るバンコクの街は,10数年前の大阪といった感じでした,ただ緑が多いのは良いですね,ガイドも説明していましたが,タイには山といえる山がないそうで,確かに見渡す限り平地です,そのせいで川の流れもゆるやかで,時に逆流するとの事でした.食べ物は果物が一番でしょうね,マンゴウ,パッションフルーツ,スターフルーツ,バナナ,何といっても果物の女王,ドリアン,強烈なニオイです,鼻をつまんで食べると甘い味がしましたが,手を外すとニオイが,結局指先くらいを食べただけでした.また,あのニオイをおもいだしそうです続きは来月にします.
 さあそれでは,2月例会のスタートです.

今回の参加者は 62 名です.


プログラム1 前回第2症例レポートの説明

 前回は,例会では,ほとんど検討されることのない食道病変の症例でした.
 以前のレポートを参考にするにも,最近はなかったと思われます,シェーマについても描きにくかったでしょう,しかしレポートはシェーマも含めて良く書かれています.
 しかも今回が,初めてのレポート担当だったそうです,大変だったと思いますが,良い勉強になったと思われます,この経験を生かして,次回も頑張ってください.


プログラム2 第1症例検討

 丹羽幹事が司会を担当しました.
 田中(良)会員が指名されました.
 検診施設で撮影された,初年度の写真が提示されました.
 充盈像はチェックなし,二重造影像で体中部中央,たぶん後壁だと思うがアレアの密な部分が見られる.前庭部前壁大彎部にもアレアが蜜になった部分があり,この二ヶ所をチェックする.
 三宅(秀),胃角部後壁大彎部に襞に一部かも知れないが,隆起の一部が出ている,圧迫像でも見られる.
 飛田,第2斜位像で,小彎寄りにイレギュラーのラインが見られる,他の写真でも出ているのでチェック.
 続いて,次年度(1年半後)の写真が提示された.
 体中部〜体上部にかけて陥凹性病変を認める,不整形な類楕円形で大きさ2.5×1.5cm,バリウムの溜りが浅いので陥凹は浅い,内面はブツブツと顆粒が多く見られる,辺縁は内に凸の不整形,周辺はfold の集中が見られ,中断するfold もある,硬さについては読めないが,陥凹内の顆粒に大小不同もなく柔らかいのでは,陥凹境界もはっきりし,顆粒も多いことから,IIc,M 未分化と思う.
 井上(啓),側面像に近い像でも変形が見られる,この変化はMでは出ない,粘膜下に病変がある時に出るものだ,正面像でもfold に中断があり,先端に軽度の棍棒状肥大がある,陥凹の真ん中に少し深い部分もあり,IIc,SM ,未分化.
 森永,確かに側面像に近い像で変形が見られるが,病変に比して範囲が広い,胃の外側からの圧排と思う,IIc,M,sig .
 


詳しい結果は<限定ページ> をご覧下さい.

プログラム3 特別講演『胃の話 雑学あれこれ』


 公立甲賀病院 坂本 力先生による特別講演です.
 胸部]線写真が最初に大きくスライドに映し出されました.
 消化管のはず・・・。いつものことながら、会場はいっぺんに先生のお話に惹きこまれてしまいました.
 胃の解剖についての説明から始まり,詳しく解説が進んで行きました.
 F線内領域,F線外領域,F線近傍領域について説明.
 ペプシノーゲン,ヘクトバクターピロリの説明と続きました.
 単純写真と胃癌,X線CTと胃癌については症例写真を提示し解説されました.
 見落としやすい部位と撮影しにくい部位,撮りにくい胃ととりやすい胃については写真を提示しながら詳しく解説されました.



(福本 弘幸)

[1月例会]
を表示

第238回2月度例会 活動風景 2006.2.4

[3月例会]
を表示

▲ RETURN TO TOP PAGE  ▼