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第241回5月度例会 活動風景 2006.5.13 |
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五月晴れの青空の下,鯉のぼりが風に乗り泳いでいるようです.・・・と書き出そうと考えていたのですが.雨が多いですね.梅雨の走りと言われていますが,このまま梅雨に突入するのでしょうか?所によれば,日照時間が平年の50%位だそうです.何かジメジメしてきそうですね.私は,数少ない晴天の日を選んで神戸フルーツフラワーパークと大阪の花の文化園に行って来ました.今の季節は多くの花の開花時期にあたります.どの花も綺麗ですね,バラ,シャクヤク,藤の花も.珍しい花としては,日本ではあまり咲かないそうですが,ハンカチの木の花を見ました,白い花がハンカチを垂らしたように見えるので,その名が付いたそうです.私には,そうは見えなかったですが,やっぱりひねくれているのでしょうか?
さあ,それでは雨にも負けず,研究会頑張りましょう.
今回の参加者は 56 名です.
プログラム1 第1症例検討
久保監査が司会を担当しました.
今回は,間接フィルムでの症例検討です.
田中(良)会員が指名されました.体下部大彎に病変がある,正面像で湾入所見.前壁の写真で集中がある,集中があるので陥凹性病変である.胃底腺領域にあるので悪性を疑う.左側臥位の写真で正面像となるので,撮影は左側臥位で台の起倒を利用し,バリウムを流して撮影する.ヒダが多いので圧迫は難しい.ヒダの中断が見られる.IIc,SMと思う.
森永,検診の写真とすれば良く撮れている.陥凹は5mm から1cm 弱,ヒダの先端の性状と病変の部位より未分化のIIcである.
司会,追加撮影を行うには被爆のリスクや受診者の負担がある,よりメリットのある写真を撮るには?
高井,バリウムを溜めた写真が欲しい.隆起は隆起らしく,陥凹は陥凹らしく.
森永,溜めた写真は撮っている,伸展が悪いからだ,検診ではこれ以上無理では.
板谷,検診だから無理ではダメです,それならば追加撮影はいらないのでは?せっかく追加撮影を行なっているのですから、質的にも検討出来る様にもっと伸展させたバリウムの溜まった写真を撮る工夫をして欲しいと思います.
詳しい結果,X線写真,マクロ等は<限定ページ>をご覧下さい.
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プログラム2 前回第2症例レポートの説明
レポーターご本人が言うには,今回は,連休をはさんで5週間あったのでじっくり書くことができたそうです.それではさぞかし良い物が出来ただろうと,レポートを見ました.
素晴らしいですね,考察も勿論ですが,シェーマも綺麗に書かれています.病変が立体的に見えるのは,私だけでしょうか?この後,前年度の最優秀レポート賞の表彰がありますが,今年度の最有力候補では?まだ始まったばかりですがね.
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プログラム3 レクチャー 『検診8枚法のマスター』
朝日幹事が担当しました.
H17年度に答申された,新胃X線撮影法に基づいて,7枚法より8枚法に撮影が移行し,その違いを中心にレクチャーが行われました.
7枚法,8枚法,それぞれ50症例を画像評価しました.評価点数は明らかに8枚法が優れています.特に前壁の描写が向上したとの事でした.
続いて,見逃し例,発見例を提示し,会場とのディスカッションを行いました.
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詳しくは<限定ページ>,レクチャーを御覧下さい.
プログラム4 第2症例検討
丹羽幹事が司会を担当しました.
岩崎,米谷両会員が指名されました.
充盈像のチェックから.
岩崎:立位,胃外性病変はなく,バランスも良い,胃角小彎線が少しギザギザしている.3番でチェック.腹臥位,胃角3番で,漂い際に集中像か?噴門下部だと思う.1番でチェック.
米谷:立位,バランスは良,胃外性病変はなし.胃角を少し狭い範囲で3番.前庭部小彎線を3番で.腹臥位,胃角を3番,漂い際,岩崎より少し下の部位を3番でチェック.
田中(幸):立位で噴門下部に隆起を疑う.バリウムをはじいた感じに見える.1番.腹臥位で指摘した部分と同じではないか.
井上(清):噴門下部ではなく体上部である.その部分が伸展が悪い2番.立位では大彎線が直角に入ってきている3番でチェック.
全フィルム供覧
岩崎:胃角には病変はない.胃体上部前壁にfold 集中を伴う陥凹性病変がある.形は横に長い線状でバリウムが溜まっている.底には顆粒等は無く平滑.集中は3箇所あり,先端には悪性の変化はない.側面変形はあるが,癌によるものではなく繊維化によるものである,良性潰瘍と考える.
米谷:病変は胃体上部前壁大彎寄りにある.陥凹は線状にのびていて浅く集中あり.4×2cm 底は平滑,辺縁には蚕食像等はなく綺麗である.陥凹面まで集中はきている.側面変形が見られるが,繊維化によるものか,陥凹に悪性所見は無く,fold先端にも悪性所見が見られないので,良性潰瘍である.
田中:瘢痕と思うが,一つ気になるのは陥凹の周りに段がある.それを蚕食像ととるとIIc.深達度はSMか,Mでもよい.分化型か?
井上(啓):側面像はなめらかな彎入所見ゆえに繊維化によるものである.
詳しい内容は結果は,症例レポートを,X線写真,内視鏡等は<限定ページ>をご覧下さい.
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(福本 弘幸)
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