![]() |
[4月例会] を表示 |
第288回5月度例会 活動風景 2010.5.8 |
[6月例会] を表示 |
![]() |
ゴールデンウィークも終わり,休みボケした体もようやくしゃんとしてきました.
会員の皆様方は休み期間中如何お過ごしでしたか?旅行ですか,それとも何処へ行っても混雑しているので,ひたすら寝ていたとか?私ですか?
ほとんど出かけずに家にいました.実は連休前に勤務するクリニック院長の誘いで広島に旅行していたので,連休中はひたすら休養となった訳です.
今回はその広島旅行について書かせていただきます.午前の診察が終わり出発し,院長を含めおじさん4人組はいつものことです.車の座席も決まって いて助手席に院長,私はその後,まさに社長席です.無事夕刻にホテルに到着し温泉に入った後に夕食ですが,私以外はお酒は飲まない方々なので, お酒を勧められるのですが,遠慮深い私なのでビール一本といったところです.
翌日は早朝原爆ドームへ,静寂の中にたたずむドームは何の罪も無く亡くなられた人々の訴える声が聞こえてくるような気がしました.全員合掌です. 昨年,オバマ大統領が核無き世界へと宣言しノーベル平和賞を受賞しました.
その後,核不拡散条約(NPT)会議が行われましたが,どこまで実現性のある ものかも解りません.次回の会議はこの原爆ドームの下で行って頂きたいものです.
核廃絶のために.我々も放射線を扱う職業人としてもっと関心をもって携わっていかなければならないと考えますが,皆様はどうお考えでしょうか.
それでは5月研究会のスタートです.
今回の参加者は 68 名です.
プログラム1 第1症例
藤本幹事が司会を担当しました.
尾畠会員が指名されました.
立位では体下部から胃角の小彎線を陥凹性病変を疑い3番,胃炎性変化だと思うが体下部から胃角部大彎線の変化をを3番でチェック. 腹臥位も同部位をそれぞれ3番でチェック.
田中(幸)は噴門下部あたりに集中様所見が立位,腹臥位共に見られる,大彎線の変化は体上部くらいまでではないか.
全フィルム
胃角前壁中央から大彎寄りに陥凹性病変が存在する.大きさ30×30mm,類円形 でやや深い陥凹,ヒダ集中が見られ周りが盛り上がっているので,深く見えるのかも しれない.陥凹内に数個の顆粒が見られ,ヒダの先端には太まりがある.
強弱をつけた圧迫写真がないので,はっきりしないが硬いと思う.IIc,ヒダの太まりが あるので,SMには入っている.組織型は解らない.
田中(幸)は大彎線のイレギュラーは空気を張った写真で見なければいけない.口側からのヒダに太まりがかなりあり,陥凹も広いと思う.3型,MPか.
結果:0IIc,M,sig,19×10mm,
詳しい結果,X線写真,内視鏡,マクロ等は限定ページを御覧下さい.
X線写真,マクロ等は<限定ページ>をご覧下さい.
![]()
![]()
プログラム2 前回第2症例の説明
昨年の最優秀レポート賞を獲得した細見会員の担当ということで,期待どおりの内容のレポートです.
シェーマは素晴らしく,考察も解りやすく纏められています.
今年度より幹事になられたので,これからは新人レポーターを育てて欲しいものです.
お疲れ様でした.
![]()
![]()
![]()
![]()
プログラム3 レクチャー&ディスカション
『シェーマを描く』 『読影の基礎を磨くために』
『シェーマを描く』
米谷幹事が担当しました.
シェーマといえば米谷と言われるくらいですが,今回は米谷幹事のシェーマの描き方の数々のテクニックを随所に独特の表現を使い解説されました.ぼかしのテクニックは 次回のレポーターの方にも大いに参考になったものと思われます.
![]()
![]()
『読影の基礎を磨くために』
田中(幸)幹事が担当しました.
これから読影を勉強される方,初心者の方を対称にと前置きされ,放送禁止の内容も含まれていますとユーモアたっぷりに説明されました. 自分のIIcを持つ,SMmassive の症例を覚えるについては凄いの一言でした.
それぞれのレクチャーについての詳しい内容は,<限定ページ>をご覧下さい.
![]()
![]()
プログラム4 第2症例検討
板谷幹事が司会を担当しました.
朝日,前田両会員が指名されました.
立位,腹臥位充盈像のチェック.
朝日:胃角部を1番で,腹臥位でも開いている.体下部から中部の大彎線のラインが二重になっている隆起病変を疑う1番でチェック.
前田:胃角が広がっている1番で,体中部二重像影部分のアレア間が開いた感じであり3番でチェック.
小川:噴門下部から体中部の小彎線が硬い.胃は外に広がるが内に押された感じである.外からの圧排か?前田が指摘したアレア異常はスキルスの可能性がある.
全フィルム
前田:体下部前壁大彎寄りに陥凹があり,範囲は上は噴門下部から胃角部までに及ぶ大彎を中心とした10cm以上の大きさの病変である.立位でのアレアの大きさの異常から非上皮性と考えMALTを疑う.
朝日:陥凹の位置は前田と同じだが,前壁から後壁にかけての小彎を中心に存在すると思う.上は体上部くらいまでであり,大きさは15×10cm位,陥凹を見ると辺縁が不 整であり上皮性とする.IIc,SMと考えます.
小川:範囲は前庭部以外に広がっている.陥凹があるがIIcとは読めない.その他にも3ヶ所位の陥凹があり,胃角にはポツポツと顆粒もある.MLかMALTの疑いが強い.
西戸:体上部後壁小彎寄りにも陥凹がある.前田,朝日が指摘した陥凹をみても悪性所見が見られない.炎症性の疾患だと考える.
結果は表層拡大型のIIcであった.ベテラン達も読み違う難しい症例でありました.
詳しい読影バトルと詳しい内容等はレポーターに期待します.
![]()
![]()
![]()
![]()
詳しくは症例レポートを,X線写真,マクロ等は<限定ページ>をご覧下さい.
(福本 弘幸)
![]()
[4月例会]
を表示第288回5月度例会 活動風景 2010.5.8
[6月例会]
を表示![]()
▲ RETURN TO TOP PAGE ▼