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第305回10月度例会 活動風景 2011.10.1 |
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子供の運動会を撮影し続けて数年目になりますが,以前と大きく変わったことといえば, 父兄の持っているカメラがほとんどデジタル化していることでした.
たまにアナログカメラを使っている方をみると親ではなく祖父らしい年輩の方々.
まだアナログを使っている私は年輩組ということになります.
10月のレクチャーで「FPD装置を導入して」とありましたが,今や至る所でデジタル化が進んでいます.
なかなかデジタル化が出来ない私ですが,デジタルとアナログのいい所を使いこなせればいいなあと感じています.
では,研究会のスタートです.
今回の参加者は 56 名です.
プログラム1 第1症例
司会は桑原幹事,読影は北野が担当.
病変は胃角部後壁大彎よりに存在する陥凹性病変.
北野は胃角部後壁大彎より,一部前壁にかかる,大きさ40×40mmの陥凹性病変を指摘.
形は類円形,陥凹の深さは浅く,陥凹内面に顆粒を指摘した.
陥凹辺縁で蚕食像を認め,この所見を悪性の根拠とした.
陥凹周囲の性状はひだ集中を指摘し,そのひだの先端には細まりがあるとした.
最終読影として,肉眼形態IIc ,深達度M,組織型未分化型とした.
撮影者の朝日は,ローリングを行う前にひだの途絶で病変の存在を認識し,病変存在部位が胃角部後壁であるため, バリウムを十二指腸へ流出させないようローリングよりも圧迫を行うことにより粘液除去を中心に考え, 病変の全体が読影できるよう,透視台の起倒も利用し撮影した.とコメントされた.
また,井上会長からは,今回の症例は椎体と重なりやすい部位に存在するため,椎体と重ならないように 撮影することもポイントであると意見を頂いた.
詳しい結果,X線写真,マクロ等は<限定ページ>をご覧下さい.
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プログラム2 『前回第2症例の説明』
前回第2症例のレポートは田中陽至先生が報告されました.
病変の範囲,深達度など意見が分かれた症例でしたが,深達度では性状別にまとめられ,鳥肌胃炎についても 記載されわかりやすいレポートでした.
1ヶ月間お疲れ様でした.
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プログラム3 レクチャー『FPD装置を導入して』
井上(香)幹事が講義されました.
1)アナログ装置からディジタル装置に変えてからのメリット
2)DRとFPD装置の比較
3)アナログ装置,DR,FPD装置で撮影されたフィルムの比較
4)FPD装置を使用したメリット,デメリットなど
わかりやすく講義していただきました.
詳しい内容は, 限定ページレクチャー をご覧下さい.
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プログラム4 『第2症例検討』
司会は福本幹事が担当.
読影は細見,田中幹事が指名された.
読影の細見は2ヶ所の病変を指摘.
胃体上部後壁小彎よりに潰瘍瘢痕,胃体上部から中部前壁小彎よりに隆起+陥凹性病変を指摘.
隆起+陥凹性病変の読影では,大きさ25×25mm.形は類円形.
陥凹の性状として,辺縁は不明瞭であるが不整,内面は無構造.隆起の性状として,陥凹に対して全周性ではなく, 立ち上がりは肛門側で山田II型,大彎側で山田T型の混合.
硬さにおいて,病変の側面像で陰影欠損を認めるとし,総合的に3型進行癌とした.
一方,田中は大きさ40×35mmと細見より大きく,隆起は粘膜下からの盛り上がりであるとし, 肉眼形態IIc +IIa,深達度SMmassive,組織型未分化型とした.
会場の意見として井上(啓)は隆起にはブリッジングホールドを指摘し,粘膜下からの盛り上がりがあり,高さは高いとし,2型進行癌とした.
硬さの根拠として細見同様,陰影欠損の存在を指摘した.
この陰影欠損の存在について,小川も同意見とし,3型進行癌とした.
また,前田,西戸はこの陰影欠損の存在について恒常性に欠けるとし,肉眼形態IIc +IIa,深達度SMとした.
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詳しい結果,X線写真,マクロ等は<限定ページ>をご覧下さい.
(記:米谷 孝史)
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