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第296回1月度例会 活動風景 2011.1.8 |
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あけましておめでとうございます.本年も宜しくお願いいたします.
このような挨拶を交わしてから,七草粥,十日戎,鏡開きなど色々な行事,しきたりが続き, このメールマガジンが配信される頃は,数日後に節分という時期だと思います.
節分には,煎った福豆をまき,自分の家から鬼を打ち払おうとし,自分の年齢プラス1個を食べ,邪気を追い払い, 巻きずしをまるかぶりし,ヒイラギの枝にイワシの頭を刺して家の門にかかげ,魔除け効果があると信じられています.
このヒイラギ,節分では魔除けとして頼もしいものとされ,消化管では,どちらかというとヒイラギとくれば悪性の根拠とされ, マイナスイメージが強く,同じ物でも180°異なる印象であります.
いずれにせよ,みなさまのところは,「福は内,鬼は外」となりますようお祈りします.
では,例会ののスタートです.
今回の参加者は 65 名です.
プログラム1 第1症例
司会は細見幹事,読影は北野先生が担当.
病変は胃体上部大彎前壁よりに存在し,一部後壁にかかる,隆起+陥凹性病変を指摘.大きさは40×40mm.形は類円形.
陥凹の性状として,形は楕円形.深さは深く,陥凹底には大小不同の顆粒が存在し,境界は明瞭.
隆起の性状として,立ち上がりは山田T型,高さは高く,表面性状は周囲粘膜と同じとした
.周囲の性状として,ひだ集中はなく,陰影欠損を認めるが,硬さはないとした.
総合的に早期癌でUa+Vとした.
会場の意見として,
森永は同部位に隆起+陥凹性病変を指摘.陰影欠損を認め側面変形を指摘.
深い陥凹と下からの盛り上がり所見を認めるとし,3型進行癌とした.
また、佐藤は病変自身の形に変化がみられるとし,粘膜下腫瘍とした.
井上(清)は複数のX線写真を比較し,側面変形は認められず,病変に硬さを認められないとし,悪性リンパ腫とした.
X線写真,マクロ等は<限定ページ>をご覧下さい.
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プログラム2 前回第2症例の説明
前回第2症例のレポート報告は,鈴木結太先生でした.
初めてのレポートとは思えないほどシェーマ,考察が充実していました.
報告も落ち着いて要点を簡潔に説明されました.是非,次回もお願いします.
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プログラム3 レクチャー 『そこが知りたい用語の意味』講師:丹羽幹事
丹羽幹事は,成書に書かれている用語を読むだけでは使い熟すことができず, 数多くの症例を経験し,シェーマを描き,用語を理解する.
また,症例と文献をつきあわせることの重要性を講義されました.
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『この症例,画像評価はどうなる』講師:婦木監査
婦木監査は,撮影されたX線写真が
以上の事項を考え,自分の写真がどれくらい満たしているのか,
- 一連の写真がすべてを描出されているか.
- 粘膜の情報を正しく写し出しているか.
- 病変画像は読影情報を提供しているか.
一度,画像評価する重要性を講義されました.
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詳しい内容は,<限定ページ>を御覧下さい.
プログラム4 第2症例
司会は福本幹事,読影は高井,佐藤両先生が指名されました.
高井は胃体下部後壁大彎よりに浅い陥凹を指摘.大きさは30×30mm.形は地図状,陥凹底に顆粒を指摘.
病変の境界は大彎側で明瞭.陥凹辺縁に蚕食像を指摘,これを悪性の根拠とし,肉眼形態Uc ,組織型は未分化型, 圧迫像で硬さを認めないとし,深達度Mとした.
一方,佐藤は,高井とほぼ同意見で,大きさは35×20mm.陥凹辺縁でひだの中断を指摘.
高井と同じく,肉眼形態Uc ,組織型未分化型,深達度Mとした.
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X線写真,マクロ等は<限定ページ>をご覧下さい.
(記:米谷 孝史)
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